2026年07月18日(土) ・読了目安 8分
宮古島産もずくを使った低カロリー汁物レシピ|スープ・味噌汁・澄まし汁でさっぱり温まる一杯
ダイエット中でも罪悪感なく食べられる汁物を探している、という人は多い。もずくはそのヒントになる食材のひとつだ。可食部100gあたり約6kcalと非常に低カロリーで、あのぬめりには水溶性食物繊維が含まれている。今回は宮古島産の太もずくを使った汁物レシピを、味噌汁・澄まし汁・洋風スープの3種類でご紹介する。コリコリした食感を活かす加熱のコツも合わせて押さえておこう。
目次
もずくを汁物に使うメリットは何?
カロリーを抑えながら汁物に食べごたえを足せるのが、もずくを汁物に使う最大の理由だ。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、もずく(おきなわもずく・塩蔵を塩抜きしたもの)の可食部100gあたりのカロリーは約6kcalとされている。汁物の具材として加えても、ほとんどカロリーを増やさずに済む。それでいて、あのぬめりには水溶性食物繊維が含まれているため、汁ごと飲めば食物繊維もしっかり摂れる。
また、もずくの食物繊維のもとになっているぬめり成分のひとつが「フコイダン」だ。フコイダンは昆布やわかめなどの褐藻類にも含まれる硫酸化多糖類の一種で、もずくはほかの海藻に比べてフコイダンを多く含むとされている。現在も国内外で研究が進められているが、ヒトでの有効性は確立の途上とされており、現時点では断定できないことも正直にお伝えしておく。
食材として純粋に見ても、汁物に加えるだけで食感のアクセントが生まれ、スープを飲む手が自然と止まる。それがもずく汁物のいちばんの魅力かもしれない。
もずくを汁物に入れるとき、加熱はどうすればいい?
もずくは汁が沸騰した最後に加え、10〜15秒ほどで火を止めるのが基本。それ以上煮ると、あのコリコリした食感が失われてしまう。
太もずくはとくに歯ごたえが命の食材だ。鍋の中で長く泳がせていると、繊維がほぐれてぐにゃっとした食感になってしまう。汁物を作るときの手順としては、
- だしや汁のベースを先に仕上げ、具(豆腐・わかめ・なめこなど)を煮る。
- 火を止める直前か、ごく弱火にしてからもずくを加える。
- 箸でそっとほぐしながら10〜15秒待ち、碗に盛る。
この「仕上げに入れてさっと」というルールさえ守れば、どんな汁物にも応用できる。
【レシピ①】太もずくと豆腐の味噌汁
もずくと豆腐の組み合わせは、素材の優しさが汁に溶け込んでほっとする定番の一杯だ。
白みそを少し混ぜると、まろやかさが増してもずくのぬめりと自然になじむ。
材料(2人分)
- 太もずく(生もしくは塩抜きしたもの):80〜100g
- 絹ごし豆腐:1/3丁(約100g)
- だし(昆布・かつお):400ml
- みそ:大さじ1と1/2(好みで)
- 長ねぎ:少量(薬味として)
作り方
- 鍋にだしを入れて中火にかけ、さいの目切りにした豆腐を加える。
- 豆腐が温まったらみそを溶き入れ、弱火にする。
- もずくを加え、10〜15秒でさっと温めたら火を止める。
- 碗に盛り、薄切りにした長ねぎをのせて完成。
みそ汁の塩分が気になる人は、もずく自体に旨みがあるのでだしをしっかりとることで、みその量を少し減らすことができる。
【レシピ②】太もずくとわかめの澄まし汁
素材の色と形がそのまま浮かぶ澄まし汁は、もずくの存在感が際立ちもっともさっぱりと仕上がる汁物だ。
透明なだしの中に、深い緑のもずくとわかめが沈む様子は、見た目にも涼やかで、朝食の一杯にも向いている。
材料(2人分)
- 太もずく(生もしくは塩抜きしたもの):80g
- 乾燥わかめ:ひとつまみ(水で戻しておく)
- だし(昆布・かつお):400ml
- 薄口しょうゆ:小さじ1
- 塩:少々
- 三つ葉またはゆず皮:少量(香りづけ)
作り方
- 鍋にだしを入れて中火にかけ、薄口しょうゆと塩で味を整える。
- 戻したわかめを加えてひと煮立ちさせ、弱火にする。
- もずくを加え、10〜15秒でさっと温めて火を止める。
- 碗に盛り、三つ葉かゆず皮をのせる。
【レシピ③】もずくキムチの旨辛スープ
キムチの発酵した旨みを汁に溶かし込んだ、食べ応えのある一杯。鶴橋の老舗キムチ屋と共同開発した旨辛だれを使ったもずくキムチを活用すると、だし要らずでコクのあるスープになる。
材料(2人分)
- もずくキムチ:80〜100g
- 木綿豆腐:1/2丁(約150g)
- 水:350ml
- 鶏がらスープの素(顆粒):小さじ1
- ごま油:小さじ1/2
- 小ねぎ:少量(仕上げ)
- 白ごま:少量(仕上げ)
作り方
- 鍋に水と鶏がらスープの素を入れて中火にかける。
- 豆腐をスプーンで粗くくずしながら加え、2〜3分煮る。
- 弱火にしてもずくキムチを加え、10〜15秒で温める。
- ごま油を回し入れ、碗に盛る。小ねぎと白ごまをちらして完成。
もずくキムチはぷりっとした食感が特徴なので、加熱は最小限に。辛さが少し強いと感じる日は、ごま油を少し増やすと丸みが出る。このスープ、寒い朝の一杯としてもかなり頼りになる。
宮古島の海と、春の太もずくのこと
宮古島の海は透明度が高く、もずくが育つには恵まれた環境が整っている。太もずくは冬から春にかけてゆっくり成長し、3〜5月ごろに旬を迎える。
ただし、相手は自然だ。その年の海の状態や水温で収穫量も時期も変わる。「今年はいつ届くか」というのは、私たちにも完全には読めない部分がある。それでも、短い旬の間に届く太もずくは、他の季節には出せないコリコリとした歯ごたえを持っている。汁物に入れると、その食感がスープに不思議なほどよく合う。
当店(宮古島産の太もずく・もずくキムチを扱うECショップ)では、3〜5月の限定で太もずくをクール便でお届けしている。旬の時期を逃さずにチェックしてもらえると嬉しい。
まとめ:もずくの汁物は、シンプルだからこそ毎日続く
太もずくを汁物に使うポイントをまとめると、次の3点に尽きる。
- 仕上げに加えて10〜15秒:これだけでコリコリの食感が守られる。
- 汁のベースを変えて飽きない工夫を:味噌汁・澄まし汁・洋風スープと変えていけば、同じ食材でも印象ががらりと変わる。
- もずくキムチをスープに使うのも手:発酵の旨みがだしの代わりになり、手軽に風味豊かな一杯が完成する。
もずくは可食部100gあたり約6kcalと低カロリーで、汁物に加えても全体のカロリーをほぼ押し上げない。食物繊維も含まれているため、汁ごとしっかりいただくのが理にかなっている。
難しい手順も特別な道具も要らない。今夜の味噌汁に、太もずくをひとつかみ加えてみるところから始めてみてほしい。
よくあるご質問
Q.もずくを味噌汁に入れるタイミングはいつが正解ですか?
火を止める直前か、弱火にした状態でもずくを加えるのが正解です。10〜15秒ほどで碗に盛れば、コリコリとした食感をそのまま楽しめます。沸騰した状態で長く加熱すると食感が損なわれるので注意してください。
Q.もずくはどのくらいの量を汁物1杯に入れればいいですか?
1人分のスープや味噌汁に対して40〜50g程度が目安です。多すぎると汁がぬめりで重くなることがあるので、最初は少なめから試して好みの量を見つけてください。
Q.もずくを毎日汁物で食べても問題ないですか?
食事の一部として適量を食べる分には問題ありません。ただし、もずくにはヨウ素(ヨード)が含まれており、甲状腺に関する持病がある方は医師に相談したうえで摂取量を調整することをおすすめします。
Q.もずくキムチをスープに入れると、キムチの辛さはどれくらい出ますか?
スープに溶け込むことで辛さは全体に広がりますが、水で薄まるため単体で食べるよりは穏やかになります。辛みが気になる場合はごま油を少量加えると丸みが出ます。また豆腐や卵を足すと、さらにまろやかに仕上がります。
Q.太もずくの旬はいつですか?汁物以外の食べ方はありますか?
宮古島産の太もずくの旬は冬から春にかけてで、販売は主に3〜5月ごろとなります。汁物以外には、三杯酢の酢の物、卵焼きに混ぜる、納豆と和えるといった食べ方も人気があります。加熱するときはいずれも「仕上げにさっと」が共通のコツです。
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参考文献
▶ もずくキムチのヘルシー活用まとめ|低カロリー・さっぱり・作り置きで叶える宮古島産太もずくのある食生活(まとめを読む)
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