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2026年07月09日(木) ・読了目安 7分

キムチ×卵アレンジレシピ5選|スクランブルエッグから茶碗蒸し風まで毎朝使えるピリ辛おかず

朝、冷蔵庫を開けてキムチと卵が目に入ったとき、「またキムチご飯か…」と思ったことはないだろうか。この組み合わせ、じつはもっと広がる。炒めても、蒸しても、巻いても、キムチの旨みと酸味は卵のやさしいコクと驚くほどよく馴染む。この記事では、10分以内でできるキムチ×卵のアレンジを5つ、具体的な分量と手順で紹介する。毎朝のルーティンに、すぐに使えるはずだ。

キムチともずくキムチを使った卵アレンジ料理が並ぶ朝食の食卓
目次

キムチと卵はなぜ相性がいいのか?

結論から言うと、キムチの発酵由来の酸味と旨みが、卵のまろやかなコクで包まれてちょうど食べやすくなるからだ。

キムチに含まれる乳酸菌由来の酸味は加熱すると少しマイルドになる。そこに卵の脂肪分がからむと、ピリ辛さが残りながらも口当たりが丸くなる。生のままのせるだけでも合うのは、酸味と甘みのコントラストを卵黄が橋渡しするからだろう。シンプルな理屈だが、毎日飽きずに使えるほどの懐の深さがある。

火加減だけ気をつけたい。卵は加熱しすぎるとパサつき、キムチの水分を吸ってべちゃっとしやすい。「少し半熟かな」と思ったタイミングで火を止めるのがどのレシピでも共通のコツだ。

レシピ①:キムチスクランブルエッグ(朝5分で完成)

もっとも手軽な組み合わせ。卵のふわふわ感にキムチの旨辛がしっかり乗る、毎朝でも飽きない一品。

材料(1人分)

  • 卵 2個
  • キムチ 40g(大さじ2強)
  • バター 5g
  • 醤油 数滴
  • 小ねぎ 適量

手順

  • 卵を溶いておく。キムチはざく切りにする。
  • フライパンにバターを溶かし、中火でキムチを30秒ほど炒めて香りを立てる。
  • 溶き卵を流し入れ、箸で大きくゆっくりかき混ぜながら半熟でとめる。
  • 醤油を縁から数滴まわしかけ、小ねぎを散らしてすぐ皿へ。

レシピ②:キムチ入り玉子焼き(弁当にも使える定番)

甘い玉子焼きにキムチを混ぜることでピリ辛と甘みが同居する、ご飯が進む副菜になる。

材料(1人分・2〜3切れ)

  • 卵 2個
  • キムチ 30g(みじん切り)
  • みりん 小さじ1
  • 塩 ひとつまみ
  • ごま油 少量

手順

  • キムチをみじん切りにして、卵・みりん・塩と混ぜ合わせる。
  • 卵焼き器にごま油を薄くひき、中火より少し弱めで熱する。
  • 卵液を3回に分けて流し入れ、そのつど手前に巻く。形を整えて少し冷まし、切り分ける。

キムチを細かく刻むほど断面がきれいに仕上がる。粗めに刻むとキムチの食感が残って食べ応えが出る。好みで使い分けてほしい。

レシピ③:キムチ目玉焼き丼(ひとり昼ごはんの救世主)

フライパン1つ、食材2〜3個。忙しい平日の昼に5分でできる、満足度の高い丼だ。

材料(1人分)

  • 卵 1〜2個
  • キムチ 50g
  • 温かいご飯 茶碗1杯
  • ごま油 小さじ1
  • 醤油 小さじ1/2
  • 白いりごま 適量

手順

  • フライパンにごま油を熱し、目玉焼きを作る(半熟がおすすめ)。
  • ご飯にキムチをのせ、その上に目玉焼きを乗せる。
  • 醤油をまわしかけ、ごまを振る。食べるときに黄身を崩してキムチと混ぜながら食べる。

レシピ④:キムチ茶碗蒸し風(レンジで作る時短蒸し物)

茶碗蒸しと聞くと手間がかかるイメージがあるが、電子レンジを使えば10分以内で仕上がる。キムチが具とだし代わりを兼ねるのがポイント。

材料(2人分)

  • 卵 2個
  • キムチ 60g
  • だし(昆布・顆粒どちらでも)または水 200ml
  • 醤油 小さじ1
  • 塩 少々
  • 小ねぎ 適量

手順

  • 卵をよく溶き、だし・醤油・塩を加えてさらに混ぜる。
  • キムチをざく切りにして耐熱の器に敷き、卵液を静かに流し入れる。
  • ラップをふんわりかけ、電子レンジ(600W)で2分加熱。取り出して様子を見て、表面がまだ揺れるようなら30秒ずつ追加する。
  • 小ねぎを散らして完成。温かいうちに食べる。

キムチの旨みがだしに溶け出すので、だしをわざわざしっかり取らなくても奥行きのある味になる。水だけで作ってもキムチの旨みで十分成り立つ。

レシピ⑤:もずくキムチの卵とじ(だしいらずで染みる一皿)

もずくキムチを使うレシピ。ぷりっとした食感ともずく由来のとろみが卵とじになじんで、ご飯にかけてもよし、そのまま副菜にしてもよし。

材料(2人分)

  • もずくキムチ 80g
  • 卵 2個
  • 水 100ml
  • 醤油 小さじ1
  • みりん 小さじ1
  • ごま油 少量

手順

  • 小鍋に水・醤油・みりんを合わせて中火にかけ、沸いたらもずくキムチを加える。
  • 再び沸いたら溶き卵を細く回し入れ、箸で軽くかき混ぜてすぐに火を止める。
  • 仕上げにごま油をひとたらし。そのまま器によそうか、温かいご飯にかける。

もずくキムチのぷりっとした食感は加熱しすぎると弱くなるため、卵を入れてからは手早く仕上げるのがコツ。もずく自体にとろみがあるので水溶き片栗粉はいらない。旨辛だれの風味が煮汁に溶け出して、シンプルなのに味に深みが出る。

宮古島の台所から

もずくキムチを開発するとき、大阪・鶴橋の老舗と一緒に何度も味を合わせた。鶴橋の旨辛だれは発酵の深みと辛さのバランスが独特で、宮古島産のぷりっとしたもずくの食感と組み合わせたとき「これだ」とはっきり思えるものになった。

このもずくキムチ、単体でご飯にのせるのはもちろん美味しい。でも正直なところ、卵と合わせたときに初めて気づく旨みがある。もずくのとろみが煮汁に出て、卵をゆるくまとめてくれるあの感覚は、ほかのキムチではなかなか出せない。毎日の朝ごはんのルーティンに、ぜひ一度試してみてほしい。

まとめ

キムチと卵の組み合わせは、炒める・巻く・蒸す・とじる、どの調理法でも成立する。今回紹介した5つのレシピはどれも10分以内・特別な食材なしで作れる。

  • 朝の5分で仕上げたいなら→スクランブルエッグか目玉焼き丼
  • 弁当のおかずを増やしたいなら→キムチ玉子焼き
  • 週末のゆったり朝食には→レンジ茶碗蒸し風
  • もずくキムチを持て余しているなら→卵とじでご飯にかける

まず冷蔵庫にキムチと卵がある日に、どれかひとつ作ってみるところから始めてみてほしい。毎日の食卓が、少しだけ賑やかになるはずだ。

よくあるご質問

Q.キムチは加熱すると栄養や風味は変わりますか?

加熱するとキムチの発酵由来の酸味がやや和らぎ、火が通ることで旨みが凝縮されます。炒めキムチはフレッシュなキムチとは別の美味しさがあります。風味の変化を好む・苦手という好みの問題なので、まず少量で試してみるのがおすすめです。

Q.もずくキムチは普通のキムチと同じ使い方でいいですか?

基本的には同じように使えます。ただ、もずく由来のとろみがあるため、炒めると水分が出やすく、他のキムチよりも卵とじや蒸し物との相性が特に良いです。加熱しすぎるとぷりっとした食感が弱くなるため、火を入れる時間は短めにすると食感を楽しめます。

Q.キムチ×卵の辛さを和らげるにはどうすればいいですか?

マヨネーズかごま油を少量加えるのが一番手軽です。マヨネーズは酸味とコクが加わって辛みをマスキングしてくれます。ごま油は香りで辛さを感じにくくさせる効果があります。また、卵の量を少し増やしてキムチとの比率を変えるだけでも調整できます。

Q.キムチと卵の組み合わせは子供にも食べさせられますか?

辛さが苦手な子供には、キムチの量を少量にしてマヨネーズや溶けるチーズを合わせると食べやすくなります。玉子焼きにごく少量混ぜると、辛みがほとんど気にならない程度に仕上げることもできます。お子さんの辛さの耐性に合わせて分量を調整してください。

Q.レシピのキムチは白菜キムチでももずくキムチでも同じように作れますか?

スクランブルエッグ・玉子焼き・目玉焼き丼・茶碗蒸し風はどちらでも作れます。もずくキムチを使うと独特のとろみと食感が加わり、特に卵とじとの相性が抜群です。白菜キムチよりも水分が出やすいため、炒め系では事前に軽く水気を切るとよいでしょう。

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菅 優介

この記事を書いた人

菅 優介 宮古島 太もずく漁師/運営統括責任者

宮古島で太もずくを作っています。もう何年もやっていますが、毎年出来が違っていまだに難しい。天気や海の状態次第で、自然には敵わないなと思う日々です。それでも良いもずくが採れた日は、仲間とのお酒が格別。透明度の高いきれいな海で、旬の時期に手摘みして、選別から加工までひとつひとつ自分たちの手でやっています。味には自信があります。

SNS・参考リンク: https://www.instagram.com/irie_marine.miyakojima/?locale=ja_JP

鶴橋商店

監修

鶴橋商店 大阪・鶴橋の老舗キムチ専門店(創業1956年)/もずくキムチ製造監修

大阪・鶴橋で1956年の創業から70年、本場仕込みのキムチと韓国惣菜を作り続けてきた専門店です(株式会社鶴橋商店)。長年の味づくりの技と宮古島の生もずくが出会って、太もずくに一番合う味を、試作を重ねて探しました。もずくキムチの仕込みと味の監修を担っています。

SNS・参考リンク: https://www.tsuruhashishoten.com/

▶ もずくキムチをもっと楽しむ、ちょい足しレシピ(まとめを読む)

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