2026年10月19日(月) ・読了目安 8分
キムチを使った汁物・スープレシピ5選|鍋以外でほっこり温まる簡単一品
「キムチが冷蔵庫に残っているけど、鍋をするほどじゃない……」そんなとき、汁物に使うという発想があると食卓がぐっとラクになります。キムチはそれ自体に旨みと辛みと酸味が凝縮されているので、出汁いらずで味が決まりやすい。この記事では、鍋以外で作れるキムチスープ・汁物のレシピを5つ、具体的な材料と手順つきで紹介します。朝ごはんの一品から夜の締めまで、ぜひ使いまわしてください。
目次
キムチをスープに使うとき、まず知っておくべき「味の仕組み」は?
キムチはスープの味づくりが驚くほど早い。理由はシンプルで、キムチ自体にすでに塩気・酸味・辛み・旨みが同居しているからです。
白菜キムチや大根キムチには魚介の塩辛やアミエビが使われていることが多く、これがそのままうま味成分として溶け出します。だから水で溶くだけで、なんとなく「出汁が取れた」ような深みが出る。顆粒だしやコンソメを足せばさらに安定しますが、ミニマムな材料でも十分おいしくなります。
一点だけ気をつけたいのは塩分の二重投入。キムチ自体がすでに塩辛いので、醤油や塩を足すときは味見しながら少量ずつが正解です。
キムチ汁物レシピ①:豆腐とキムチの旨辛スープ(朝ごはんにも)
一番シンプルで失敗しにくい組み合わせ。豆腐のやさしい甘みがキムチの辛みを受け止めてくれます。
材料(2人分)
- 白菜キムチ 80g
- 絹ごし豆腐 1/2丁(約150g)
- 水 400ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- 小ねぎ(小口切り) 適量
作り方
- 小鍋に水と鶏がらスープの素を入れて中火にかける。
- 沸いたらキムチを汁ごと加え、豆腐をスプーンで大きめにすくい入れる。
- 1〜2分温めたら火を止め、ごま油を回しかける。
- 器に盛り、小ねぎを散らして完成。
キムチ汁物レシピ②:ふわふわ卵とキムチのかき玉スープ
卵を回し入れるだけで満足感がぐっと上がる。5分もあれば完成する、忙しい夜の一品です。
材料(2人分)
- 白菜キムチ 60g
- 卵 2個
- 水 400ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1(水大さじ1で溶く)
- 醤油 小さじ1/2
- ごま油 少々
作り方
- 鍋に水・鶏がらスープの素・醤油を入れて中火で温める。
- 沸いたらキムチを加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 溶き卵を細く回し入れ、箸でゆっくりかき混ぜてふわっとさせる。
- 火を止めてごま油を垂らし、完成。
とろみをつけることで卵がスープ全体に散らずにふわっと仕上がります。片栗粉を入れる前にキムチを加えておくのがポイントで、キムチの酸味が先に飛んで角が取れます。
キムチ汁物レシピ③:もやしとキムチの韓国風味噌汁
日本の味噌とキムチは意外なほど相性がいいです。コクと旨みが重なって、シンプルなのに食べ応えがある。
材料(2人分)
- 白菜キムチ 50g
- もやし 100g
- 水 400ml
- だし(昆布・かつお合わせ) 400ml(または水+だしの素)
- 味噌 大さじ1と1/2
- ごま油 小さじ1
- 白ごま 適量
作り方
- だし汁を鍋に入れて火にかけ、もやしを加えてさっと煮る(2分程度)。
- 火を弱め、味噌を溶き入れる。
- キムチを加えてひと混ぜし、沸騰直前で火を止める。
- ごま油を回しかけ、白ごまを散らす。
キムチ汁物レシピ④:もずくキムチの旨辛スープ
もずくキムチをスープに入れると、とろっとした食感と旨辛だれが溶け出して、他では出せないコクが生まれます。加熱しすぎないことが食感を守る唯一のコツです。
材料(2人分)
- もずくキムチ 80g
- 絹ごし豆腐 1/2丁
- 水 350ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 醤油 小さじ1/2
- ごま油 小さじ1
- 小ねぎ 適量
作り方
- 鍋に水・鶏がらスープの素・醤油を入れて中火で温める。
- 豆腐をスプーンですくい入れ、ひと煮立ちさせる。
- 火を弱め、もずくキムチを加えてさっと温める(30秒〜1分)。
- ごま油を垂らし、小ねぎを散らして完成。
もずくキムチは火を止める直前に加えるのが鉄則です。長く煮ると、あのぷりっとした食感が失われてしまいます。温めるというより「余熱で馴染ませる」くらいの感覚がちょうどいい。
大阪・鶴橋の老舗『鶴橋商店』と共同開発した旨辛だれのもずくキムチは、キムチとしての完成度がそもそも高いので、スープに溶け出した汁だけでも十分なコクになります。スープに使うときはもずくキムチの汁も一緒に入れてください。
キムチ汁物レシピ⑤:豆乳キムチスープ(辛みをマイルドに)
辛いものが苦手な人や、子どもと一緒に食べたいときに重宝するのが豆乳割りです。クリーミーなのにくどくない、やさしい一杯になります。
材料(2人分)
- 白菜キムチ 60g
- 無調整豆乳 200ml
- 水 200ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 白味噌 小さじ1
- しめじ 50g(手でほぐす)
- ごま油 少々
作り方
- 鍋に水・鶏がらスープの素を入れて火にかけ、しめじを加えて2分煮る。
- キムチを加えてさっと混ぜ、弱火にする。
- 豆乳を注ぎ、白味噌を溶き入れる(沸騰させると分離するので注意)。
- 温まったら火を止め、ごま油を回す。
キムチスープをおいしく仕上げるための共通コツは?
5つのレシピを通して見えてくる「うまくいく理由」があります。
- キムチの汁も使う:パックの底に溜まった汁にこそ旨みが凝縮されています。具だけでなく汁ごと入れることで味の深みが出ます。
- 油で仕上げる:ごま油を最後に少量垂らすだけで、全体がまとまってグッとおいしくなります。キムチの辛みも少し和らぎます。
- 塩分は後から調整:キムチの塩気は製品によって異なります。仕上げ前に必ず味見を。
- もずくは最後に:もずく(太もずく・もずくキムチ共通)は熱を通しすぎると食感が落ちます。仕上げにさっと、が正解。
- 辛さが気になるときはマヨネーズ1さじ:炒め物のイメージが強いマヨネーズですが、スープに溶かすとまろやかさが出て、見た目も崩れません。
まとめ
鍋以外のキムチスープは、作り方を覚えるというより「キムチ=出汁代わり」という発想の転換がすべてです。それさえあれば、あとは冷蔵庫にあるものを足すだけ。
今回紹介した5つのレシピ——豆腐スープ・かき玉スープ・味噌汁風・もずくキムチスープ・豆乳スープ——はどれも10〜15分で完成します。平日の朝、残り野菜を片付けたい夜、ちょっと体を温めたいときに、気負わず作ってみてください。
特にもずくキムチをスープに使うのは、まだ試したことがない人が多い食べ方ですが、旨辛だれが溶け出した汁のコクは、一度食べるとやみつきになります。ぷりっとした食感を残すために、最後の30秒だけ加えるというルールだけ守ってください。それだけで、いつもと違う一杯になります。
よくあるご質問
Q.キムチスープに使うキムチは古漬けと新しいもの、どちらが向いていますか?
どちらも使えますが、少し酸味が出た「古漬け」の方がスープに向いています。酸味が旨みに変わり、全体に深みが出やすいです。新しいキムチを使う場合は、最初に油で少し炒めてから水を加えると酸味が和らいで食べやすくなります。
Q.もずくキムチをスープに入れると崩れませんか?
もずく自体は細長いため、スープに入れても形は大きく崩れません。ただし長時間煮ると食感(ぷりっとした弾力)が失われます。火を止める直前に加えて30秒〜1分、余熱で温める程度にとどめるのがベストです。
Q.キムチスープを翌日に温め直すとき注意することはありますか?
もずくが入っている場合は、もずくだけ取り出してから温め直し、温まったら戻すと食感が保てます。豆乳ベースのスープは再加熱で分離しやすいので、弱火でゆっくり温めてください。全体的にキムチの酸味が翌日は強くなる傾向があるので、好みで味噌やスープの素を少し足すと調整しやすいです。
Q.キムチスープを辛くしたくない場合、どう調整すればいいですか?
豆乳・牛乳・マヨネーズを少量加えるとマイルドになります。豆乳スープ(レシピ⑤)はそもそも辛みが抑えられた設計です。また、キムチの量を少なめにして白菜などのさっぱりした具材を増やすだけでも辛さを落とせます。
Q.キムチスープに合わせるご飯の食べ方は?
スープにご飯をそのまま浸して食べる「クッパ風」が手軽でおすすめです。雑炊にするなら、ご飯を水で洗ってぬめりを取ってから加えると汁が澄んで食べやすくなります。もずくキムチスープをクッパにすると、とろみのあるスープとご飯が自然に絡んで満足度が高い一杯になります。
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